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江陵の148キロ左腕古谷プロ10球団集結も初戦敗退

<高校野球春季北海道大会地区予選:帯広工2-0江陵>◇15日◇十勝地区2回戦◇帯広の森

 十勝地区でプロ注目の148キロ左腕、江陵エース古谷優人(3年)が初戦で散った。プロ10球団のスカウトが見守る中、帯広工に4安打10奪三振2失点(自責0)と粘投も、0-2で敗れた。名寄地区は稚内大谷が3年ぶり26度目の代表となり、春全道に一番乗りした。

 プロ注目左腕の春初戦、江陵の古谷は10球団のスカウトからの熱視線を浴びながらマウンドに立った。6回まで無失点で粘ったが、7回に味方の失策などで無死満塁とすると、押し出し四球で1失点。さらに失策がらみで2点目を失った。先制のホームを踏んだ走者は、四球での出塁。「(四球を与えず)切っていれば勝てた試合だった」と唇をかんだ。

 成長した姿を見せるはずの春だった。オフの間に体重を5キロ増やし、パワーアップを図った。ばんえい競馬の元騎手だった父輝紀さん(43)が「今まで負けたことのない腕相撲で、初めて負けた」と悔しがるほど、筋力も増した。7回、2失点直後に連続三振で食い止めた球は、自己最速にあと1キロに迫る147キロをマーク。終盤でも衰えないスタミナがついた。

 実力の片りんは随所に発揮し、帯広の森まで足を運んだスカウト陣を失望させなかった。速球や持ち味のキレの良いスライダーで2ケタ三振を奪う姿に「1年夏から注目していた」という日本ハムの白井スカウトは「将来性は十分」。ロッテ井辺スカウトは「腕が振れて、馬力がある」と評価した。

 「上でも通用する選手になりたい」と、プロ入りを夢見る古谷が迎えたラストシーズン。1年春から先発を任されるなど、チームを背負ってきたが、道大会出場は1年夏のみ。「悔いの残らないようにしたい」。全力で最後の夏にかける。【保坂果那】

 ◆古谷優人(ふるや・ゆうと)1999年(平11)2月19日、帯広市生まれ。幕別札内南小3年から野球を始め、幕別札内中では軟式野球部所属。江陵では1年春の地区初戦で完封デビュー。2年夏には、帯広農との1回戦で延長15回と再試合延長12回の2試合27回380球完投で勝利に貢献した。ロッテ古谷は祖父のいとこの子で親戚関係。家族は両親と兄、妹。176センチ、76キロ。左投げ左打ち。

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