金足農は目的意識の高い集団 将来の夢も明確ナイン

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<カナノウを語ろう(6)>

金足農は目的意識の高い集団だった。「将来の夢は?」と問えば即答。主将の佐々木大夢外野手(3年)はバセドー病の影響で一時はマネジャー転向経験もあるため「大学で野球部には入りたいですが、自分はマネジャーなど支える側のほうが向いているかと…」。準優勝を導いた主力の答えに感銘を受けた。

横浜戦(3回戦)で逆転3ランを放った高橋佑輔内野手(3年)は畜産を学び「教師の免許をとって、命の大切さを教えたいです」。近江戦(準々決勝)で決勝スクイズの斎藤璃玖内野手(3年)は小さな体ゆえにケガも多かった。「体のケアや治療などの支えがあったから“9人野球”は成り立った。鍼灸(しんきゅう)師になって、将来はプロ野球選手やメジャーリーガーを支える立場になりたい」と目を輝かす。

普段はカメラに向かってVサインをしてきたり、「学校では両脇に、いつも女の子がいます」と冗談を言ってくる吉田輝星投手(3年)。正月、金足神社での必勝祈願で「甲子園4強超え」と絵馬に書く予定だったが「全国制覇」と記して驚かせたが、ナインの目標を上方修正させた。

農業従事者のためにも奮闘した「金農」の見出しが「全農」に見えて仕方がなかった。秋田大会中、吉田は「甲子園優勝もそうなんですけれど、日の丸つけて投げてみたいんです。日本を背負うってすごい」。JA(ジャパンのエース)吉田にも注目だ。【17年~東北6県担当・鎌田直秀】

 

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