全国高校野球選手権大会が100回大会を迎える2018年夏までの長期連載「野球の国から 高校野球編」。元球児の高校時代に迫る「追憶シリーズ」の第17弾は、日本ハム斎藤佑樹投手(29)です。2006年(平18)、早実(東京)のエースとして甲子園に出場し、「ハンカチ王子」の愛称で大人気を博しました。文武両道を目指して入学した早実で、斎藤はどのような高校生活を送ったのでしょうか。全8回でお送りします。

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06年夏の甲子園決勝で最後の打者、駒大苫小牧・田中(後方)を三振に仕留めガッツポーズする早実・斎藤
06年夏の甲子園決勝で最後の打者、駒大苫小牧・田中(後方)を三振に仕留めガッツポーズする早実・斎藤

◆斎藤佑樹(さいとう・ゆうき)1988年(昭63)6月6日、群馬・太田市生まれ。生品小1年で野球を始めて以来、投手一筋。早実では1年夏からベンチ入り。甲子園は06年春8強、同年夏は大会史上最多の7試合69イニングを投げ、決勝引き分け再試合の末に駒大苫小牧を4-3で破り優勝。春夏通算奪三振は歴代2位の104個。青いハンカチで汗を拭いていたため「ハンカチ王子」と呼ばれた。早大では4年時に主将を務め、東京6大学リーグ通算31勝15敗、323奪三振で史上6人目の30勝&300奪三振を達成。07年全日本大学選手権、10年明治神宮大会を制し、高校と大学で日本一になった。10年ドラフト1位で日本ハム入団。プロ通算7年で15勝23敗。176センチ、76キロ。右投げ右打ち。