全国高校野球選手権大会が、100回大会を迎える2018年夏までの長期連載「野球の国から 高校野球編」。元球児の高校時代に迫る「追憶シリーズ」の第22弾は星野仙一氏(70=楽天副会長)です。岡山・倉敷商では惜しくも甲子園に届きませんでしたが、青春時代と高度成長期が重なった濃厚な3年間は、その後の野球人生に大きな影響を与えています。球界で強烈な個性を放ち続ける重鎮の知られざる原風景を、全11回でお送りします。


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穏やかに高校時代の思い出を語る星野仙一氏
穏やかに高校時代の思い出を語る星野仙一氏

◆星野仙一(ほしの・せんいち)1947年(昭22)1月22日、岡山県生まれ。倉敷商から明大を経て68年ドラフト1位で中日入団。82年引退まで通算500試合に登板し146勝121敗34セーブ、防御率3・60。「巨人キラー」として巨人から35勝を挙げた。74年最多セーブ、沢村賞。87年に中日監督に就任。中日で88、99年、阪神で03年に優勝。史上初めてセ2球団を優勝へ導いた。04年に阪神シニアディレクター就任。08年北京五輪で日本代表監督(4位)。11~14年は楽天監督。13年に球団初の日本一。監督通算1181勝は歴代10位。03、13年正力賞。現楽天球団副会長。17年野球殿堂入り。現役時代は180センチ、80キロ、右投げ右打ち。