全国高校野球選手権が100回大会を迎える2018年夏までの大河連載「野球の国から 高校野球編」。元球児の高校時代に迫る「追憶シリーズ」の第24弾は、西田真二氏(57=四国IL香川監督)です。大阪・PL学園の4番&エースで、1978年(昭53)夏の甲子園で全国制覇。準決勝、決勝とも敗戦寸前の9回に追いつき、逆転、サヨナラで勝つ「逆転のPL」を生んだヒーローでした。昨夏限りで休部した全国制覇7度の同校硬式野球部も追憶し、全8回でお届けします。


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78年、夏の甲子園でPL学園を優勝に導いた西田
78年、夏の甲子園でPL学園を優勝に導いた西田

◆西田真二(にしだ・しんじ)1960年(昭35)8月3日生まれ、和歌山市出身。78年PL学園のエース兼4番として春の甲子園ベスト8、夏は同校初の全国制覇を導く。法大で外野手に転向し、東京6大学ベストナイン5回。82年ドラフト1位で広島入団。主に代打の切り札として活躍。91年は山本浩二監督のもと後半戦で4番も務め、リーグ優勝に貢献。95年引退までの13年間で出場787試合、打率2割8分5厘、44本塁打、226打点。引退後は3年間広島でコーチを務め、07年から香川監督。174センチ、82キロ。左投げ左打ち。