福岡大大濠の4番、星子海勢(かいせい)捕手(3年)が、2戦連発となる決勝アーチでチームを勝利に導いた。

1-1で延長戦に突入。10回の先頭打者として打席に入ると「塁に出ようとミートを心がけたが、いい角度で上がってくれた」と本人もビックリの左翼越えの決勝アーチ。高校通算41本目は、接戦をものにする値千金の1発でもあった。

新チームから4番となり、この春練習試合解禁から練習試合11試合で9本塁打を量産。しかし秋季県大会ではノーアーチだった。「少し詰まり気味だったのでポイントを前にしたり、スイングを大きくすることでよくなった」と、九州大会初戦の20日の尚志館(鹿児島)戦で本塁打を放って自分を取り戻した。それでも「まだ自分は勘違いせずにミートを心がけていきたい」と大分との準々決勝に向けて、気を引き締めなおした。