東海大相模(神奈川)が逆転負けした。優勝候補だったが、4年ぶりの優勝はついえた。

6回に2点を勝ち越したが、直後の7回に7失点で逆転された。先頭から3連打。1死後は4連打。2死後にも適時二塁打と、中京学院大中京(岐阜)にたたみかけられた。この回だけで2度の投手交代を行ったが、守りのミスも重なり、相手の流れを止められなかった。

門馬敬治監督(49)は「負けたという結果は全て監督の責任ですので。選手たちに夢舞台の甲子園で力を発揮させられなかったという悔いが残ります」と無念そうだった。

7回の7失点については「ここぞという時の勢いを止めるため、ボールを変え、人を代え、いろいろ考えましたが、相手がそれを上回りました。力でねじ伏せられました。(神奈川大会から)ビッグイニングは初めてだったので、選手たちも動揺した。7点が、もし半分だったら、と思います」と悔いをにじませた。

一方で、打線は10安打を重ねたが、相手の細かい継投にかわされた。門馬監督は「打ちたかった。(初戦の近江)林君からも点は取っているが、打っていない。甲子園は打てないと勝てない。試合の中の対応で、(打力を)引き出してあげられなかった。僕の指導不足」と強力打線を発揮できなかったことにも、悔いをにじませた。