鵡川が、17年春から今夏まで8季連続で道大会に出場している駒大苫小牧に、延長戦の末競り勝ち、16年以来3年ぶり8度目となる秋の北海道大会進出を決めた。

延長10回1死三塁、1番石塚康平三塁手(2年)の中犠飛で、三塁走者の阿部柊希主将(2年)が勝ち越しの生還。公式戦初先発のエース右腕、稲葉美徳(2年)は10回7安打1失点で初完投した。稲葉は「勝つことよりも、やるべきことをしっかりやろうという気持ちで投げた。全力疾走とか、鵡川らしさを最後まで出せた」と振り返った。

砂川北、鵡川の監督として春夏計6度の甲子園出場を果たした佐藤茂富氏が、8月19日に79歳で亡くなった。同氏の鵡川時代の教え子で02年センバツにエースとして出場している鬼海将一監督(35)は「茂富先生に勝つところを見せられた。スタンドで応援してくれた3年生の力も大きかった。全道大会でも室蘭地区の代表として恥ずかしくない試合をしたい」と話した。