八戸学院光星の武岡龍世遊撃手(3年)はヤクルトから6位指名を受けた。青森県八戸市内の同校で父克明さん(49)、母みどりさん(49)、3年生部員たちとテレビを見ながら指名の瞬間を待った。

U18日本代表のチームメートたちが続々と指名されていく中、ようやく指名を受けると涙がこぼれた。「このまま選ばれないんじゃないかという不安があった。ほっとしました。聞いた瞬間は力が抜けました」と喜びを口にした。

ヤクルトの印象については「山田哲人さんを中心にバッティングのよさがあるチームだと思う。川端さんのバントをしない2番というのにも憧れもある。走攻守そろったところが評価されたと思うので、その1つ1つをしっかりと伸ばしていきたい」と決意を口にした。 徳島県から雪の八戸にやってきて切磋琢磨(せっさたくま)した。「今の自分があるのは仲間、監督、部長、スタッフをはじめみなさんのおかげ。親にもたくさん迷惑かけた分、プロで活躍して恩返ししたい」と固い決意で夢の舞台に飛び込む。【野上伸悟】