磐城「いつも通り」25年ぶり甲子園へ平常心強調

  • 練習の合間に捕食をとる手前左から市毛、岩間主将ら磐城の選手たち(撮影・野上伸悟)
  • フジカルトレーニングを行う岩間主将ら磐城の選手たち(撮影・野上伸悟)

第92回選抜高校野球大会(3月19日から13日間、甲子園)の出場32校を決定する選考会が今日24日、大阪市内で開かれる。東北地区の「21世紀枠」候補に選出された磐城(福島)の選手たちは23日、雨のため室内でトレーニングを消化し、前日練習を終えた。昨秋の県大会で3位となり、12年ぶりに出場した東北大会では2勝を挙げ8強。71年夏に準優勝、春夏合わせ9度の甲子園出場を誇る古豪が、95年夏以来25年ぶりの吉報を待つ。

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運命の発表を翌日に控えても、磐城の選手たちはいつもと変わらず練習を行った。午後4時30分、あいにくの雨で球場は使用できず、最初の1時間は体育館を半面使っての練習だったが、岩間涼星主将(2年)を中心に終始元気な声が途切れなかった。遠藤百恵マネジャー(2年)を含め20人の部員たちは、補強運動からキャッチボール、バドミントンのシャトルを使っての木製バットでの打撃練習まで、効率的にメニューを消化した。

続いて記念館に場所を移すと、まずはどんぶりに山盛りの650グラムのご飯で補食。その後はマシンを使ってのウエートトレーニングを行い、各自が自分の弱点を補強した。約2時間半の練習を終え岩間主将は「正直、ドキドキ、ワクワクの気持ちはあるけど、浮かれていてはダメ。地に足着けて、学校生活も今までと変わらずやるだけ。それは明日もいっしょです」。エース沖政宗投手(2年)も「勉強も含め、普段の生活からしっかりやらないといけないと思っている。明日もしっかり授業を受けてから、いい状態で待ちたい」と平常心を強調した。

発表は午後3時が予定されている。木村保監督(49)は「特別な日だとは思いますけど、みんな立ち振る舞いがしっかりしていますね。明日も同じように、『今日やれること』にしっかり向き合ってくれるでしょう。いつも通り3時を迎えてほしい」と話した。静かに慌てず吉報を待つ。【野上伸悟】