2年ぶり11回目のセンバツ出場を決めた東海大相模(神奈川)の選手たちは、口々に「日本一」を目標に掲げた。

授業終了後、グラウンドで大金校長から選出の連絡を知らされた。山村崇嘉主将(2年)は「選んでもらえ、感謝します。自分たちは優勝しか狙っていない」と意気込みを語った。対戦したい学校には、明石商(兵庫)を挙げた。「中森という、いい投手がいるのでやりたい」。

高校通算53本塁打の西川僚祐外野手(2年)は「チームが日本一になるために、役割を果たせるようにしたい」と口元を引き締めた。対戦したい学校には、高崎健康福祉大高崎(群馬)を挙げた。「(昨秋の)関東大会で負けている。もう1回、勝負したい」とリベンジを狙う。

喜ぶ選手たちを集めた門馬敬治監督(50)は「ここが目標じゃない。今日も普通の1日だから、やるべきことをやろう。今日喜んでいることが先にはつながらないから。今日も練習して、先につなげよう」と引き締めた。選手たちは、そのままいつも通り練習へと向かった。

 

阪神遠藤(東海大相模OB)「毎日の厳しい練習で培ってきたアグレッシブさを発揮し、甲子園で東海大相模の野球を見せてください。そして、厳しい練習を一緒に耐え抜いてきたチームメートともに自分たちが果たせなかった日本一の頂を見てきてください」