第92回選抜高校野球大会(3月19日開幕)に初出場する加藤学園が25日、甲子園行き決定後初の練習を行った。選手たちは、全体練習後の自主錬も含め、約4時間汗を流した。練習前には3年生の卒部式が行われ、勝又友則主将(2年)は、林口泰地前主将(3年)からエールを受けた。「『ここからチームは緩む。厳しくして、まとめていけ』と言われました。意識していきたいです」。

前日24日は帰宅後、多くの友人、知人から祝福の電話やメッセージを受けたという。主軸の大村善将内野手(2年)は、実感はまだわかないと言い、「出場校を発表する時のテレビ映像が送られてきたので見てみたら、不思議な感覚になりました」と笑った。3月上旬には、鹿児島県内で合宿が行われる予定。「鹿児島へ行くのは初めてなので楽しみ。得点力アップを意識して、実のある練習をしてきたい」と意欲的だった。【河合萌彦】