拓大紅陵の元監督で、U18日本代表監督も務め、昨年1月21日に亡くなった小枝守氏(享年67)をしのぶ会が26日、都内のホテルで行われた。

OBを中心に、野球関係者、約350人が出席。生前をしのんだ。

会に出席した拓大紅陵OBの日本ハム・加藤貴之投手は「中学まで無名の僕を、いつも親身になって怒り、育ててくれた。小枝監督に出会わなければ、僕はプロ野球選手になっていない。今の自分があるのは小枝監督のおかげです」と感謝。多くのプロ野球選手を育ててきたが、現役プロ野球選手は、ただ1人となった。「現役プロ野球選手、最後の教え子として頑張ります」と活躍を誓った。

壇上には、小枝元監督が大好きだった、甲子園球場で99年に撮影された笑顔の写真が掲げられた。思い出話に花を咲かせる教え子たちに「頑張れよ」。そんな温かい声が聞こえてくるようだった。