昨秋の高校野球県大会4位の聖隷クリストファー(静岡)が4日、同校グラウンドで豊橋中央(愛知)との練習試合を行った。4-5で敗れた第1試合は、0-5の4回から登板した谷口悠真投手(3年)が、3イニングを打者9人で抑える完全投球を披露。「流れが悪かったので、テンポ良く投げて、良い雰囲気をつくろうと思った」と振り返った。

昨年の秋季大会は、わずか2試合のみの登板。直球に力が入らず、不本意な内容に終わった。冬の間に体重を5キロ増やすなどして体をつくり、球威がアップ。この日は、直球を中心とした攻めの投球で相手打線から4三振を奪った。

最速は130キロ程度だが、今春の練習試合を通して「秋よりも打者を押せている実感がある」と自信を持つ。夏に向けて投手陣をけん引する1人として、「振りの強いチームを相手にしても、1試合で3失点以内に抑えられるようになりたい」と力を込めた。【河合萌彦】