北見緑陵が枝幸を9-1の8回コールドで下し、夏では97年以来の道大会1勝を挙げた。

3番長山が初回無死一、三塁から先制の中犠飛を放ち、4点リードの6回無死一塁では、自身公式戦1号となる左越え2ランを放ち、勝利に貢献した。地区開幕直前の7月下旬の練習中に右太ももの肉離れを発症。患部をテーピングで固定しながら結果を出し「使ってくれた監督の思いに応えたかった。何とか打てて良かった」と振り返った。

最後の夏、あこがれの父の前で初のアーチを描いた。OBでもある父和弘さん(44)は、投手として94年夏、同校最高成績の北大会4強に進出した。観戦した父は「久しぶりの勝利。自分たちの成績を超えてもらいたい」。まずは8強。あと1勝で父に並ぶ。長山は「まずは父の成績に追いつき、さらに上へいきたい」と気を引き締めた。

17歳の誕生日を勝利で飾った北見緑陵のエース近藤 (8回1失点完投)先輩たちが打ってくれたおかげで勝てた。感謝です。