甲子園高校野球交流試合第3日は2試合。中京大中京(愛知)、加藤学園(静岡)が勝利した。
第2試合:加藤学園3-1鹿児島城西
チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
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城西 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 |
加藤 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | X | 3 |
加藤学園が投手戦を制した。0-0で迎えた4回2死二塁のピンチで中前打を許したが、杉本陸斗外野手(2年)が本塁に好返球し、得点を阻止。5回まで両チーム無得点だったが、6回2死二塁で、3番大村善将内野手(3年)の中前適時打で先制。8回には2死二塁から杉山尊内野手(3年)の右中間を破るランニング2ラン本塁打で2点を加えた。エース肥沼竣投手(3年)は要所を締める投球で、鹿児島城西打線を打ち取った。鹿児島城西はエース矢方悠介投手(3年)が力投をみせたが白星ならず。打線は9回に1点を返したが、届かなかった。ダイエーや西武などでプレーした佐々木誠監督(54)の聖地初陣初勝利はならなかった
第1試合:中京大中京4-3智弁学園
チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 計 |
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智弁 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 |
中京 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 4 |
※10回からタイブレーク(無死一、二塁から攻撃)
中京大中京の高橋は10回、149球を投げ5安打3失点、11奪三振、最速は153キロ
好投手と強力打線の実力伯仲の試合となった。中京大中京(愛知)が初回に3点を先制。最速154キロの今大会注目右腕・高橋宏斗投手(3年)が、初回から152キロをマークするなど剛の投球で圧倒した。だが、智弁学園(奈良)も4回に連続死球を機に2死満塁とし、押し出しと9番西村王雅投手(2年)の右前適時打で同点。智弁学園先発の西村も右肩上がりに調子を上げ、中盤からは投手戦となり延長タイブレークへ。中京大中京は10回無死満塁、西村友哉外野手(3年)が二塁インフィールドフライの際、三塁走者がタッチアップで本塁に滑り込み、サヨナラ勝ちした
甲子園交流試合アラカルト
▼滞在期間 各校の滞在時間を短くし、近隣地区の学校は日帰りとするため1日3試合までとし、開始も午前10時と遅めに設定。宿泊は前日と試合当日の最大2泊。できるかぎり1人1室を用意する。
▼招待人員 ベンチ入り選手は例年の18人から2人増やして20人。責任教師(野球部長)、監督、記録員1人、補助員5人、校長またはそれに準じる者1人の計30人。
▼無観客 無観客が原則。野球部員と教職員、部員は各1人につき保護者、家族合わせて5人まで観戦可能。次の試合の保護者はアルプス席に待機する。例年のブラスバンドやチアの応援はできない。
▼飲食 売店は閉店。かちわり、ビールなどの売り子もなし。
▼校歌 勝利校は距離を取って整列し校歌を歌う。大声は禁止。
▼土集めなし 1試合ごとにベンチ内消毒を行うため、時間的制約から「甲子園の土」を集める行為は禁止。出場校には後日、阪神園芸の協力で土が贈られる。
▼取材 試合前取材はなし。スカウトや保護者をスタンドで取材することも禁止。試合後はこれまでの1階でのお立ち台ではなく、売店などが並ぶコンコースに移動し行われる。
▼後援新聞社 今回はセンバツ主催の毎日新聞社、全国高校野球選手権主催の朝日新聞の2社が後援。スコアボードの旗は上から毎日、朝日と並び、試合前にはセンバツ大会歌「今ありて」、夏の大会歌「栄冠は君に輝く」の順番で場内に流れた。