中京大中京(愛知)の高橋宏斗投手(3年)が、智弁学園(奈良)相手に150キロ台連発の圧倒ピッチで、延長10回タイブレークのサヨナラ勝ちを導いた。9回2死からこの日最速の153キロをマークするなど、抜群のスタミナで11奪三振。昨秋から公式戦無敗の28連勝で高校野球を終えた。基本は大学進学希望だが、この日初めて高卒からのプロ入りの可能性も明かした。12球団スカウトの評価は高まるばかりで、秋も注目の的になりそうだ。

甲子園で153キロ以上出した投手
甲子園で153キロ以上出した投手

◆高橋宏斗(たかはし・ひろと)2002年(平14)8月9日生まれ、愛知県出身。三郷小2年から三郷ファイターズで野球を始め、6年時にドラゴンズジュニアに選ばれた。尾張旭東中では豊田シニアでプレーし、3年夏は全国16強。中京大中京では1年夏からベンチ入り。昨秋の明治神宮大会優勝を導いた。183センチ、84キロ。右投げ右打ち。

智弁学園対中京大中京 延長10回、149球を投げきった中京大中京・高橋(撮影・前岡正明)
智弁学園対中京大中京 延長10回、149球を投げきった中京大中京・高橋(撮影・前岡正明)