星稜・林和成監督(45)の長男・大陸(りく)内野手(3年)が7回に代打で登場した。初球を打ち二ゴロに倒れたが「甘い球が来たら積極的に打とうと思った。後悔はしていません」と悔いはなかった。

その後、二塁の守りに入り最後まで出場。守っている間には、現役時代遊撃手だった父のことを思い「こういう舞台でやっていたんだなと思いました」と話した。

「親子野球は思った以上に難しかった。でも、星稜に来てよかった。終わったので父に感謝を伝えたい」。私情が入るからと、自宅を別にして挑んだ3年間。「林先生」、「林」の関係に慣れるまで「2年間はかかった」と言うが副主将になった昨秋の新チームから、乗り越えられたという。今後は大学でも野球を続ける予定で、父から学んだ野球人生はこれからも続く。