常葉大菊川が駿河総合との接戦を制した。1点を追う7回裏2死三塁。6番小原良斗(ひろと)内野手(2年)が左中間を破る同点適時三塁打を放った。「練習で逆方向を意識していた。その通りにできてよかった」。前の3打席は一失、二ゴロ、一ゴロと振るわなかったが、「監督から『強気でいけ』と言われ、火がついた」と振り返った。

石岡諒哉監督(31)は「代打を出すか迷ったが、よく打ってくれた」と小原をたたえた。20日の2回戦では、森下知幸監督(59)が率いる御殿場西との対戦が決定。両氏は、常葉学園菊川の07年センバツ優勝時の監督と正捕手の間柄で、師弟対決となる。それでも石岡監督は「選手には関係ないこと。自分たちは西部5位なので、向かっていくだけ」と冷静だった。