花咲徳栄が7回コールド勝ちで県大会初戦を突破した。1回先頭の鹿野亮太主将(2年)が死球で出塁すると、打線がつながり、打者一巡の5安打6得点。守備でも3投手で無安打継投と、投打かみ合っての大勝だった。

しかし、先制パンチは繰り出したが、2回から5回までは1安打と打線が沈黙。岩井隆監督(50)は「流れが止まってしまった。もう少し1球1点にこだわらないと。まだまだ課題だらけ」と引き締めた。

鹿野は「チームに余裕ができてしまった。大きいヒットを打とうとしてフライを上げてしまっていた」と反省。自身は1打数無安打だったが、第1打席から4打席連続死球。1回には1イニングで2死球を受けた。珍しい記録にも「1番は出塁率だと思っているので、どういう形であれ出塁できたのはよかった」と前を向いた。より隙のない打線を目指し、2年連続のセンバツ出場を目指す。