八戸学院光星が16安打14得点の猛攻で、秋は2年ぶり17度目の県王者に返り咲いた。

1-0の3回、先頭の北浦哲平外野手(2年)が左翼芝生席へソロ本塁打。さらに2死から連打と四球で満塁とし、伊藤巧将内野手(2年)が左翼ポール際に満塁弾を運んだ。伊藤は「手応えはあったけど、ファウルかなと。『入ってくれ』って感じでした」。笑顔でダイヤモンドを周回した。

投げては先発の187センチ右腕・国沢海(2年)が5回を4安打3失点。2番手の森優太(2年)が4回無失点で試合を締めた。今大会は投手6人での継投策に徹し、計32回で9失点、チーム防御率は2・53と安定した。仲井宗基監督(50)は「チームの完成度はまだまだですけど、大きな自信を手に入れたと思います」。投打に充実した戦力で、2年ぶりのセンバツ切符をつかみにいく。【佐藤究】