東海大大阪仰星が7回コールド勝ちで準決勝に駒を進めた。エース高橋怜央(れお)投手(2年)の7回1失点好投。打線も11安打で8得点を挙げた。

初回2死走者なしから連打と相手投手に死球を与え満塁のピンチを背負ったが高橋は「投手に当ててしまったが、引きずっていてはいい投球はできない。当ててしまったことは反省し、割り切って次の打者に集中した」と次打者を三ゴロに打ち取った。

最速144キロの右腕はカットボールとスライダーを軸に1年秋からエースとしてチームを背負う。最上級生となり、精神的にも強くなること、力まずに冷静に投げられることを自らに課している。

準決勝では山田と対戦する。勝てば大阪桐蔭と履正社の勝者と決勝で戦う。負けても3位決定戦に勝てば近畿大会出場権を得る3枠に入る。「ここ数年、近畿大会にも行けていない。大阪1位で近畿に行くつもりで目の前の試合を勝っていきたい」と、秋では09年以来11年ぶりの近畿大会出場へ向け、気合十分だ。