神戸国際大付が近江との接戦を5-2で制した。1点差に迫った8回1死満塁から、相手投手のこの回2度目の暴投で勝ち越し。なお二、三塁からスクイズで追加点。相手のバッテリーミスから作った好機を物にした。

エースの阪上翔也投手(2年)は、9回3安打2失点の力投で、反撃の隙を与えず。青木尚龍監督(56)は、20年以上交流のある敵将との一戦に「勝たせてもらった試合。うちの方に勝利の女神が向いてくれたのかな」と息をついた。

▽近江・多賀章仁監督「点が取れなくて早め早めの継投になってしまい、最後はガス欠だった。(バッテリーミス)は心配していたミスが出てしまった。相手打線のプレッシャーなのか、捕手も取り切れなかった」

▽近江・山田陽翔投手「(6回から4番手で登板、3回1/3を4失点、4暴投)8回に足がつってしまった。(暴投は)捕手の方に一生懸命止めてもらったのに申し訳ない。マウンドは(相手の)阪上さんと踏み出す足(歩幅)が違って固かった。自分のマウンドに出来なかった」