高校野球の取手二、常総学院(ともに茨城)の監督として、春1度、夏2度の甲子園優勝を果たした木内幸男氏が24日午後7時5分、肺がんのため茨城・取手市内の病院で死去した。89歳だった。

◆木内幸男(きうち・ゆきお)1931年(昭6)7月12日、茨城・土浦市生まれ。土浦一では中堅手で主将。卒業後は慶大進学を断念し、母校コーチに就任。53年監督就任。56年取手二に移り、84年夏の甲子園でエース石田(元横浜)遊撃吉田(元近鉄)を擁し、決勝で清原、桑田のPL学園を下し優勝。同年9月に常総学院監督に就任。01年センバツ優勝、03年夏も全国優勝。大会後に勇退も05年秋に総監督、07年秋に監督復帰。11年夏に勇退した。