監督として取手二、常総学院(ともに茨城)で3度の甲子園優勝を成し遂げ、11月24日に肺がんのため89歳で亡くなった木内幸男さんの告別式が3日、取手市で執り行われた。取手二時代の教え子で西武で活躍した松沼博久氏ら約300人が参列した。

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▽常総学院・松林康徳部長(03年全国制覇の主将)「普通の中学生だった自分が木内監督と出会い、常総学院で野球を学び、いい経験をさせてもらった。感謝しています」

▽元西武・大崎雄太朗氏 プロ野球を引退した時、監督に「小さい体でよく頑張ったな」と言われたことがいい思い出。そこまでプレーできたのは監督のおかげ。たくさん叱られ、けんかもして、結局は手のひらで転がされていた気がします。

▽土浦日大・小菅勲監督 何とも言えない気持ちですね。木内監督の思いを引き継いで、これからも指導をしていきたいと思います。きっと「頑張れ」とどこかで話しかけてくれているような気がします。