明石商(兵庫)の狭間善徳監督(56)が、春季キャンプを目前に控えたロッテのドラフト2位・中森俊介投手(18)とオリックスの同3位・来田涼斗外野手(18)にエールを送った。

今月7日に入寮した2人へ、1通のメールを送った。共通して伝えたのは「与えられた環境で最善を尽くせ」。実体験に基づく教えだ。93年に高知・明徳義塾中野球部の監督に就任。後ろ向きだった当時、周囲の「与えられたところでやってみろ、一生懸命やってだめだったら辞めればいい」という声に支えられた。「日本一になる」という強い思いで4度の全国優勝に導いた。

2人の教え子はチームの中心選手になれる逸材。指揮官は「まずは焦らずコツコツとやってほしい。周りに溶け込むこと、そしてしっかり戦える体を作ること」と土台作りに励むことを願った。