一関学院V2右、左、右、左猫の目継投で花巻東封じ

一関学院対花巻東 2年連続優勝を決めた一関学院は、エース大竹(左)に一塁手の藤田(右)が笑顔で駆け寄る(撮影・久野朗)

<高校野球春季岩手大会:一関学院4-2花巻東>◇29日◇決勝◇一関運動公園野球場

 一関学院が4投手の変幻継投で、2年連続5度目の優勝を飾った。

 沼田尚志監督(56)が「投手が課題だった大会。よく踏ん張ってくれたので、いい収穫でした」と喜ぶほど、大舞台の決勝で控え層が勝利を呼び込んだ。

 右横手投げの千葉拓望(3年)が先発し、左腕の平岡弘喜(3年)が2番手で登板。1点差に迫られた4回1死一、二塁からは3番手として右横手投げの佐々木蓮(3年)が後続を断って、流れを呼んだ。

 8回無死1塁からは、前日28日の準決勝を完投したエース左腕・大竹樹希哉(3年)がマウンドに上がり、締めくくった。

 タイプの違う投手に、準決勝で13安打を放った花巻東打線は7安打で長打はなし。3回3分の2を無安打に封じ込めた佐々木は「かなり自信がついた」と胸を張った。