豊川コールド発進「まずは1戦1戦」今井監督/愛知

6回コールド勝ちを決める中前適時打を放った豊川・矢部(撮影者・宮崎えり子)

<高校野球愛知大会:豊川12-2豊田>◇15日◇1回戦◇岡崎市民球場

 豊川が14安打12得点で6回コールド勝ちで快勝発進した。

 10-2で迎えた6回は代打攻勢で攻めた。2番手酒井悠汰投手(3年)の打席でも代打を送りつなぐ。2死満塁から、2番矢部優宗内野手(2年)の中前適時打で試合を決めた。

 今井陽一監督(50)は「点が取れなかったら、次の回にいかせていた」と、ベンチ横でキャッチボールをし準備していた昨夏を経験しているエース右腕の森博人投手(3年)や井嶋崚多投手(3年)を投入せずに試合を終えた。

 同じブロックは昨夏の覇者・中京大中京や愛工大名電、至学館など強豪校がそろう最激戦区。今井監督は「まずは1戦1戦。夏は楽な相手なんていませんから」と表情を引き締めた。