専大北上・荒井汚名返上のV打、逆転で8強/岩手

5回表専大北上2死三塁、荒井が右翼線へ適時二塁打を放つ

<高校野球岩手大会:専大北上5-2盛岡工>◇19日◇4回戦◇岩手県営野球場

 06年以来10年ぶりの甲子園を狙う専大北上が、逆転勝ちでベスト8入りした。

 2点を追う5回に敵失と、9番打者の代打・渡辺俊輝外野手(3年)の中越え三塁打で同点。続く1番の荒井大平外野手(3年)が右翼線へ二塁打を放って、勝ち越した。

 優勝候補・花巻東から完投勝ちした盛岡工のエース右腕、安保成(あんぼ・じょう=3年)を攻略。4回に自らの失策が失点につながった荒井は「自分の前の渡辺で同点になって、打てるのかなと思った。その前にエラーをやっていたので」と、見事に汚名を返上した。