前橋育英延長12回夏制す 西武高橋光V以来/群馬

甲子園出場を決め優勝し、小川主将を胴上げする前橋育英ナイン(撮影・鈴木正人)

<高校野球群馬大会:前橋育英8-4高崎健康福祉大高崎>◇28日◇決勝◇上毛新聞敷島球場

 前橋育英が延長12回、試合時間3時間37分の激闘を制して、3年ぶり2度目の甲子園出場を決めた。13年、エース高橋光成投手(西武)を擁し、初出場で全国制覇して以来。

 先発佐藤優人投手(3年)が延長10回途中まで4失点と粘投を見せ、2年生右腕の吉沢悠投手が好救援。打線は12回に相手の守備のミスを突いて勝ち越し、8番森田健斗捕手(3年)がダメ押しの中越え2点適時三塁打を放った。荒井直樹監督(51)は「あの三塁打が大きかった。あれがなければ最後までわからなかった」と話した。