稲村亜美が見た、今夏甲子園の「神スイング」は誰?

八戸学院光星対市尼崎 6回に中越え本塁打を放つ田城(撮影・今中雄樹)

<稲村亜美の神スイング神トリセツ>

 五輪もいいけど、やっぱり甲子園、いいですね。負けてしまいましたが、松山聖陵のバッテリーに、金メダルをあげたいです。

 12日の北海戦で、身長196センチのアドゥワ選手が8回、エースで4番、大西選手に死球を当てちゃうんです。1-1同点の接戦の中、アドゥワ選手が近くまで行って謝っているのを見て、すがすがしいなと感心しました。試合後のあいさつでは、アドゥワ選手が大西選手に「頑張れよ」って言ったのが口の動きで分かって、いい場面を残してくれたなと思いました。

 その夜、熱闘甲子園(テレビ朝日系列)で、捕手の稲葉選手がアドゥワ選手に「誠、ごめんな」って言ったのを見て、思わず「稲葉選手、いい子」ってメモしてました。

 今大会の神スイングを選ぶとしたら、星稜4番、191センチと高身長の寺西選手ですね。(日本ハム)大谷翔平選手のようなスイングをするんです。フルスイングは同じでも、ソフトバンク柳田選手とは違って軽く振っているように見えます。スケートで例えると、柳田選手がスピードスケート、大谷選手はフィギュア。本当にきれいなんです。寺西選手には、そんな柔らかさを感じました。しかも2年生。星稜は先発のうち4人が2年生でした。来年も楽しみですね。

 右では鳴門の手束選手。身長は私より小さい172センチですが、飛ばします。開幕戦で大会1号を打ちましたね。腰の回転が速い。下半身の使い方が上手なんでしょうね。いいお尻で印象に残るのも手束選手です。やはり、お尻は大事ですね。

 他にも、八戸学院光星の田城選手や、盛岡大付の小原選手のスイングも良かったですね。でも、スイングやフォーム以上に、みんな、表情が豊か! そこが見ていて楽しいです。あ~、甲子園に行って、応援したい!(日刊スポーツ高校野球応援団長・稲村亜美)