広島新庄・堀3安打無四球90球完投「90点」

1失点完投勝利を飾った広島新庄・堀(撮影・加藤哉)

<全国高校野球選手権:広島新庄7-1富山第一>◇15日◇2回戦

 広島新庄はプロ注目の堀瑞輝投手(3年)が、90球の省エネで無四球完投。富山第一に快勝し初の3回戦進出を決めた。

 プロ注目左腕、広島新庄の堀が“省エネ投法”を演じた。3安打無四球の1失点で完投勝利。90球で投げきった。3回はわずか6球で終わらせ「コントロールをしっかり意識しました。相手が早く打ってくれたので助かりました。90点です」。試合後の表情も涼しげだった。

 初戦の関東第一(東東京)戦は延長12回の激闘。177球の熱投とは好対照だった。「富山第一は初戦で変化球に苦戦していたので、変化球を交ぜていきました」。140キロ台のキレのある直球に、得意のスライダーを多投して抑え込んだ。広島大会準決勝で左足を捻挫するアクシデントにも、決勝は患部にテーピングして甲子園を勝ち取った。そんなタフな左腕が初戦の「半分の力」で、初の3回戦進出をもたらした。迫田守昭監督(70)からは「お前たちが勝って、歴史を塗り替えてくれ」と言われて臨んだ夏。堀が先頭に立ってさらなる歴史に名を刻む。

 ◆省エネ完投 広島新庄・堀が90球で完投勝ち。夏の大会で90球以下の完投勝ちは12年の神原(東海大甲府=成立学園戦で88球)以来。投球数が少ない主な例では85年に豊田(東洋大姫路)が高岡商を74球で完封。