奇襲!県大会登板なしの聖光学院・鈴木駿が完投勝利

ベスト8進出を決めた瞬間、歓喜の表情を浮かべる聖光学院・鈴木駿輔(撮影・梅根麻紀)

<全国高校野球選手権:聖光学院5-2東邦>◇17日◇3回戦

 奇襲作戦がはまった。福島大会で登板経験のない聖光学院の背番号8右腕・鈴木駿輔投手(3年)が9回7安打5奪三振2失点と好投し、2年ぶりに準々決勝に進出した。

 クラークとの初戦(12日)後に投球練習を再開し、ぶっつけ本番で完投した鈴木駿は「チームの勝利に貢献できてよかった。相手の応援は怖かったです。でも斎藤監督からはその恐怖を克服すれば本当の投手になれるって言われてました」と満面の笑みで振り返った。