早実4強、清宮無安打も「1つになって戦えた」

4回表、4点目を挙げ生還者を雄たけび上げて迎える清宮(奥)ら(撮影・浅見桂子)

<高校野球秋季東京大会:早実8-4関東第一>◇29日◇準々決勝◇八王子

 早実が強敵の関東第一を破り4強入り。来春センバツ出場へまた1歩前進した。

 主将を務める清宮幸太郎内野手(2年)は「3番一塁」で先発出場。二ゴロ、四球、見逃し三振、左飛、死球で3打数無安打に終わった。主砲は抑え込まれたが、打線が11安打8得点を奪った。清宮は「この1週間、関東第一のことだけを考えてやってきた。みんな気合が入っていて、1つになって戦えた」と手応えを口にした。

 4-0の6回にはスクイズで追加点を奪い、勝利への執念を見せた。和泉実監督は「(関東第一の監督を務める)米沢君に公式戦で初めて勝てた」と喜んだ。