盛岡大付・塩谷が東日本国際大合格 4年後プロ宣言

8月、夏の甲子園3回戦の鳴門戦で本塁打を放つ盛岡大付・塩谷

 今夏の甲子園で2勝した盛岡大付(岩手)の4番塩谷洋樹外野手(3年)が、南東北大学野球リーグの東日本国際大(福島)に合格していたことが18日、分かった。「厳しい環境ほど、自分に合っている。高校の先輩も多くいたので決めました」。同校からは「大谷を泣かせた男」こと二橋大地内野手(4年)ら偉大な先輩たちが進学していたのも決め手になった。

 塩谷は高校通算53本塁打を誇る右の長距離砲だ。自慢の背筋270キロは、元巨人松井が高校時代に計測した250キロを上回る。「自分の持ち味は勝負強さと長打力。そこしかない」。甲子園3試合では13打数6安打9打点、2本塁打と大爆発。目標も高く「4年後にプロになるためにこの大学を選んだ」と自信を見せる。同大学から初のプロ入りに意気込む。

 塩谷の他にも盛岡大付からは菅原優輝内野手が進学。甲子園出場組では、聖光学院(福島)の磯辺伶也内野手を始め、秋田商からは昨夏の甲子園8強時のレギュラーだった小南天耀内野手、近野斗維外野手(いずれも3年)も入学する同大学は今秋、リーグ4連覇を逃した。来春は有望1年生とともに巻き返す。