光南“3本の矢”継投で11奪三振、2回戦に進出

光南の3本の矢。左から小椋、石井諒、大竹

<高校野球春季福島大会:光南5-1福島>◇14日◇1回戦◇ヨーク開成山スタジアム

 「3本の矢」見参! 昨春優勝の光南が3投手の継投で11個の三振を奪い、福島を5-1で下して2回戦に進出した。

 先発したエース左腕・石井諒(3年)が5回6奪三振でペースをつくると、背番号9の左腕・小椋瑠偉(2年)が2回4奪三振、同4の右腕・大竹風雅(3年)が2回1奪三振で締めくくった。三者三様の強みを生かす。最速136キロの石井諒は昨年からの主戦。昨夏の決勝・聖光学院戦に先発したが敗れ「気持ちで負けた。次はそうなりたくない」。小椋は切れ味鋭いカーブを、大竹は最速143キロの直球を武器とする。渋谷武史監督(39)は「3人が軸。調子がいいのを先発に任せていければ」と手応えを口にする。明日16日の平工との2回戦も、3人結束で挑む。