高野連初の女性理事2人誕生 女性視点取り入れ狙い

 日本高校野球連盟が17日の評議員会で、初めて女性理事を選出することになった。15日、同連盟が明らかにした。

 2年に1度行われる改選で2人の女性理事が誕生する見通しで、従来とは異なる視点を取り入れることが狙い。正式決定まで具体名は公表できないとしている。

 1946年に設立された前身の全国中等学校野球連盟の時代から、理事はすべて男性が務めてきた。

 日本高野連によると、理事の定数は会長や副会長を含めて30人以上35人以内となっている。

 昨夏の甲子園大会では、大会本部が女子マネジャーの甲子園練習参加を制止したことに批判的な意見が多く寄せられ、今春の選抜大会から条件付きながら甲子園練習でのサポートを認めることにした。

 女性理事の登用について、竹中雅彦事務局長は「女子マネジャーの件も含め、女性の立場からいろいろなご意見をいただきたい」と話した。