旭川工、3年ぶり春全道に王手 影近が終盤好救援

8回裏旭川西2死一、二塁、旭川工2番手影近(左)は宇佐見を三飛に打ち取り、一塁手の藤原と笑顔でグラブタッチ(撮影・浅水友輝)

<春季高校野球北海道大会旭川地区予選:旭川工7-6旭川西>◇Bブロック3回戦◇20日◇旭川スタルヒン

 旭川工が3年連続地区代表を目指す旭川西を7-6で下し、3年ぶりの春全道出場に王手をかけた。

 手に汗握る終盤だった。7-4で迎えた8回。四球と安打で2点返され、なお1死一、二塁のピンチ。リリーフ登板した影近司一塁手(3年)が。三振と三飛で切り抜けた。9回も1死満塁のピンチを背負うも、三振と二飛に仕留め、接戦をものにした。

 影近は「気持ちで投げた。ストライク先行のカウントで、思い切り腕を振れた。旭川大高との(代表決勝戦の)決勝も自分と(先発の)藤原で抑える」と話した。来春定年で今季がラストイヤーとなる佐藤桂一監督(59)も「影近がよくふんばった」とたたえた。