旭川大高10年ぶり春全道出場、エース沼田が好救援

5回から旭川大高2番手として登板した沼田(撮影・浅水友輝)

<春季高校野球北海道大会旭川地区予選:旭川大高7-2旭川工>◇Bブロック代表決定戦◇21日◇旭川スタルヒン

 旭川大高が旭川工を7-2で破り、10年ぶり11度目の春全道出場を決めた。

 2-2で迎えた5回表に2安打と相手失策で1点勝ち越すと、その裏からエース右腕、沼田翔平(2年)がマウンドに。「去年の秋(地区代表決定戦)に自分がリリーフして旭川実に逆転負けした悔しさを持って、冬に練習してきた。今日はいつでも登板する準備はできていた」。130キロ台の直球を軸にスライダーやカーブを織り交ぜ、4イニングを3安打5奪三振の無失点で、勝利に導いた。

 チームの意識変革のため3月に端場雅治監督(47)が「2、3年生丸刈り禁止」を宣言。沼田は「勝つためには何かを変えないといけない。それがチーム全体にあった。1人1人の意識の変化が結果にもでてきた。夏に向けて全道でどこまでやれるか試したい」と話した。