【カナダ(サンダーベイ)28日(日本時間29日)=久保賢吾】清宮が高校侍の4番を託される。第28回U18(18歳以下)W杯(9月1日開幕)に出場する高校日本代表の4番を、早実・清宮幸太郎内野手(3年)が務めることで固まった。この日、小枝守監督(66)が経由地のトロント国際空港で取材に応じ、方針を明かした。広陵・中村奨成捕手を3番、履正社・安田尚憲内野手(ともに3年)を5番に置いた「SYOSEI」「KIYOMIYA」「YASUDA」の「SKY」砲で、初優勝を目指す。
4番清宮を中心に、高校ジャパン初の世界一を奪取する。約12時間のフライトで経由地のカナダ・トロント入りした小枝監督は「(4番から)左、左でくっつけて、圧をかける。4番は彼(清宮)に担ってもらう感じが強いです」と左の清宮の4番を明言。3番に右の中村、5番に左の安田を置いた「SKY」砲でクリーンアップを形成する可能性が高まった。
清宮が、同じ場所から、2年前のリベンジを果たす。1年生で出場した前回大会では、主に「4番DH」で8試合に出場。打率2割2分2厘、0本塁打、2打点で準優勝に終わった。雪辱への思いは強く、合流時から「経験を伝える」と気合十分。早実では3番が定位置だったが「4番清宮」で猛打を連発し、自らが作った109本の高校通算本塁打記録の更新も目指す。
打線の流れを重視した。小枝監督の考えでは3番は作戦面でも、動けるタイプの選手が理想。強打と俊足を兼ね備える中村は合致する。当初は「清宮、中村、安田」とジグザグで組むプランも浮上したが、安田の好調さが選択肢の幅を広げた。練習試合3戦で清宮の2発を上回る3発。同監督は「積極性が出て、良くなった。清宮を楽に打たせてあげてくれれば」と相乗効果を期待した。
チームは計20時間の長旅の末、カナダ・サンダーベイに到着した。予定より約1時間遅れ、午前0時過ぎの到着だった。国際試合ならではのハプニングにも見舞われ、秀岳館・川端、田浦、大藤コーチらのスーツケース、清宮ら全選手のバットなどが届かなかった。経由地のトロントからの移動は飛行機が小さく、荷物が載り切らなかったとみられる。関係者が手配を済ませ、選手はバスで宿舎入り。現地時間の29日午後から練習を開始し、大会に向けた調整を進める。【久保賢吾】
◆U18W杯 世界野球ソフトボール連盟(WBSC)が主催する、18歳以下の世界大会。81年に始まり今回が28度目。前回15年は日本で初開催した。日本が高校日本代表で臨むのは04年(準優勝)12年(6位)13年(準優勝)15年(準優勝)に次ぎ今回が5度目。オープニングラウンド(1次リーグ)は2組各6チームで総当たり戦を行い、各組上位3チームがスーパーラウンド(2次リーグ)に進出。スーパーラウンドの上位2チームで決勝を争う。