近江・金城1球に泣く「練習の詰めの甘さが出た」

10回裏、奥川(右)にサヨナラ二塁打を浴びた近江エース金城(中央)(撮影・上田博志)

 近江(滋賀)エース金城が1球の失投を悔やんだ。

 救援した7回から無失点を続けていたが、延長10回2死一塁。途中出場奥川へのカットボールが高めに浮き「自分の甘さ。練習の詰めの甘さが出た」と左中間に転がるボールを見つめた。サヨナラ負けに涙を流し「この課題を修正して、甲子園に戻ってきたい」。多賀章仁監督(58)は「いい経験になったけれど、勝ちたかった」と悔しさをにじませた。