プロ注目、青藍泰斗・益子の鉄砲肩にどよめき/栃木

青藍泰斗対宇都宮短大付 試合を終えて、健闘をたたえ合う益子(右から3人目)ら青藍泰斗ナインと福田(同5人目)ら宇都宮短大付ナインは健闘をたたえ合う(撮影・垰建太)

<高校野球栃木大会:青藍泰斗4-1宇都宮短大付>◇10日◇1回戦◇栃木市総合運動公園硬式野球場

 青藍泰斗・益子京右捕手(3年)が、プロが注目する能力の片りんを見せた。

 初回の1打席目は四球で出塁したが、その後の4打席は凡退。盗塁を許す場面もあり「チャンスで打てなかったですし、盗塁も刺せなかった。全部最悪でした」と悔しそうに振り返った。

 それでもスタンドには複数球団が熱視線。5回の守備で一塁走者が飛び出るとすかさず二塁へ好送球した。二塁への自己最速送球タイム1・72秒を誇る鉄砲肩にスタンドはどよめいた。

 2回戦は13日に佐野と宇都宮の勝者と対戦する。「結果だけではなく、内容も求め、この(チームの)勢いに乗っていきたい」と切り替えた。