横浜商大高 監督助言で後半に打線爆発/北神奈川

横浜商大高対多摩 4回裏横浜商大高2死二塁、本塁打を打った斎藤巧外野手(3年、右)は笑顔でハイタッチをする。

<高校野球北神奈川大会:横浜商大高10-1多摩>◇15日◇2回戦◇サーティーフォー保土ケ谷球場

 第1シードの横浜商大高が多摩を7回コールドで下し、3回戦に進出した。八木沢辰巳監督(46)は「初戦だからか選手は硬くなってましたね」と言うように、序盤は多摩のエース壽藤泰生投手を打ち崩せず、1点を先制され、劣勢が続いた。

 4回に八木沢監督が「まじめにやりすぎ。もう少し落ち着いて」と助言すると、5、6回に打線が爆発。この2回だけで8安打を集中し、10点を奪った。ホームランを含む2安打4打点の3番斎藤巧外野手(3年)は「昨夜は緊張して食事も喉を通らなかった。初戦で2本出てホッとしている」と胸をなで下ろした。

 第1シードではあるが、昨秋は桐光学園に、今春は東海大相模にコールド負け。吉田賢吾主将(3年)は「2校を倒して絶対に甲子園に行く」と目標を力強く語った。