九産大九州、延長12回の激戦制し4強/南福岡

九産大九州対筑陽学園 九産大九州延長12回表1死一、二塁から中前への決勝適時打を放った4番小中健蔵は一塁ベース上でガッツポーズ(撮影・浦田由紀夫)

<高校野球南福岡大会:九産大九州5-2筑陽学園>◇16日◇準々決勝◇久留米市野球場

 九産大九州が激戦を制してベスト4入りを決めた。

 1-0で迎えた9回、筑陽学園の粘りで追いつかれて延長戦へ。11回に1点を勝ち越したものの、またもその裏に追いつかれた。2度も追いつかれる展開にも、延長12回に3点を勝ち越してダメを押した。エース右腕、村上幸人投手(3年)の粘りの159球7安打2失点(自責1)の投球で最後は逃げきった。村上は「体力的にきつかったけど、気持ちだけは絶対に負けたくないという思いで投げた」と、疲れも吹き飛んだのか、気持ちよさそうに試合を振り返っていた。