元プロのジュニア対決は関西学院が制す/東兵庫

甲南対関西学院 6回裏1死三塁、左犠飛を放った関西学院・水口は、笑顔でベンチへ戻る(撮影・中野椋)

<高校野球東兵庫大会:関西学院2-1甲南>◇18日◇3回戦◇ベイコム野球場(尼崎)

 元プロ野球選手の「ジュニア」を擁する両校の一戦は、関西学院に軍配が上がった。

 元オリックス打撃コーチ水口栄二氏(49)の三男、登間内野手(2年)が1点リードの6回1死三塁で、貴重な追加点となる左犠飛。投げては羽渕佑投手(3年)が粘り強いピッチングで完投した。

 甲南は元阪神外野手の吉田浩氏(46)の長男、凌馬内野手(3年)が1安打2盗塁と持ち味を出したが、1点及ばず涙をのんだ。

 関西学院・広岡正信監督(64)は「甲南さんは本当に手ごわい相手。接戦になればこっちのものだと思っていた」と熱戦を振り返った。