大体大浪商・立石、夏初登板も幻ノーゲーム/南大阪

大体大浪商対佐野 3回途中から登板する大体大浪商・立石(撮影・前田充)

<高校野球南大阪大会:大体大浪商-佐野>◇18日◇2回戦◇八尾市久宝寺緑地球場

 プロ注目の大体大浪商・立石健投手(3年)の今夏初登板は幻となった。緊急リリーフでチームの窮地を救ったが、突然鳴り出した雷と降雨のため、5回途中ノーゲームとなった。

 先発は江畑翔平投手(3年)。前の試合で好投していたが、この試合は相手打線につかまった。初回に3点のリードをもらうも、2回に同点に追いつかれた。3回にも1死一、三塁で一打逆転のピンチを招く。ここで、四田勝康(よしみち)監督(61)が動く。「この流れは他の投手じゃ止められない」。指揮官に思いを託され、ついにエース立石が今夏初のマウンドに立った。立石は「まっすぐで押していけた」と速球で相手打線を抑え、窮地を無失点で切り抜けた。その後、打線が本塁打などで2点を勝ち越し、投げては立石が、佐野打線を封じ込める。しかし、この日の魔物は別に潜んでいた。5回1死、佐野の攻撃時に突然、雷が鳴り出す。危険と判断した運営側が、一時中断を決定。しばらく様子を見ていたが、雨も降り出し、中断から約1時間後の午後5時10分にノーゲームが宣告された。この事態に四田監督は「今日のうちに決めたかった。頭の中のスケジュールが狂ってしまった」と予想外の出来事に頭を抱えた。

 再試合は今日19日午後2時から同じ久宝寺緑地球場で行われることが決定。エース立石の仕切り直しのマウンドに注目だ。【鶴屋健太】