頭部直撃から復帰!中央学院・大谷1安打/西千葉

八千代東対中央学院 1回裏中央学院2死、中央学院・大谷は相手守備の失策を誘う遊ゴロを放つ(撮影・伊作将希)

<高校野球西千葉大会:中央学院10-4八千代東>◇19日◇4回戦◇千葉県天台野球場

 プロ注目、中央学院(西千葉)の大谷拓海投手(3年)が戻ってきた。この夏初めての公式戦は「3番右翼」。5月27日の練習試合で頭に打球を受けて以来の実戦となった。「狙い球が絞り込めず、ボールの下を振ってしまった。打撃の調子はまだ」と5打数3三振1安打。それでも表情はどこか晴れ晴れとしていた。打席で結果を残せなくても「チームのためにできることを」と、ベンチでは大きな声で仲間を鼓舞。勝利を素直に喜んだ。

 7回にはベンチ前で約30球ほどのキャッチボール。リリーフに備えたが、2番手の畔柳舜投手(2年)の好投でマウンド復帰は持ち越しになった。それでも投手大谷も復活間近。「次もチームのために、自分のベストなプレーをしたい」。大谷の復帰で、中央学院の夏が新たなスタートを切った。