天理コールド勝ち、注目の太田フェンス直撃打/奈良

天理対畝傍 二塁ベース上からベンチを見る今秋ドラフト上位候補の天理・太田椋内野手(撮影・磯綾乃)

<高校野球奈良大会:天理10-0畝傍>22日◇3回戦◇佐藤薬品スタジアム

 昨夏の甲子園4強の天理が、5回に一挙8安打8得点で、コールド勝ちを決めた。

 元近鉄の太田暁氏(47)を父に持つ、今秋ドラフト上位候補の太田椋内野手(3年)は4回無死から、2点目につながる左越え二塁打。「外中心な中で甘い球をしっかり仕留める意識で行きました」と、つまりながらもフェンスを直撃した。

 初回、2回は3者凡退。しかし3回から徐々に打線がつながり、5回に爆発した。中村良二監督(50)は「みんなでつないで、みんなで野球をすれば勝利につながるんだと、感じました。これからの試合に役立つと思います」とほほえんだ。