井森美幸が応援 東海大相模・斎藤打球直撃も耐えた

慶応対東海大相模 2回表慶応無死、広瀬の打球を受けマウンド上で倒れる東海大相模・斎藤(中央)

<半端ない夏 東海大相模・斎藤礼二投手(3年)>

<高校野球北神奈川大会:慶応7-4東海大相模>◇27日◇準決勝◇横浜スタジアム

 エースはアクシデントにも屈せず、マウンドに立ち続けた。0-0の2回無死、慶応の4番広瀬隆太内野手(2年)の打球が体の正面に飛び、捕球しきれずにみぞおちを直撃。呼吸が苦しくなり崩れ落ちた。高野連の役員に両肩を支えられベンチへ下がった。

 6分後、ベンチからダッシュで登場した。患部は腫れており、締め付けられるような感じはあったが、気にならなかった。その後も強気の投球を見せたものの3回2/3を6失点で降板。試合終了を「頭が真っ白になりました」と振り返った。

 高校生活で「親と同じくらい応援してくれていた」存在がいた。母徳江さんのいとこ、高校野球ファンとしても有名なタレント井森美幸(49)だ。入学の際にはグラブを贈られ、常に気にかけてくれていた。今春センバツの前は「今年は勝負の年だから、頑張ってね」と激励の言葉が届いた。3年の夏にかける思いを知るからこそ、県大会が始まる前にはメッセージが届かなかった。それでも、力強く応援してくれていたことは分かっている。「気を使ってくれて、ありがとう」と連絡を入れるつもりだ。【保坂恭子】