八戸学院光星 2日前に亡くなった部員に捧げる1勝

八戸学院光星対明石商 1回表八戸学院光星2死三塁、東健太郎は右翼線越えに2点本塁打を放つ(撮影・加藤哉)

<全国高校野球選手権:八戸学院光星9-8明石商>◇11日◇1回戦

 八戸学院光星(青森)が明石商(西兵庫)を延長戦の末破り、夏の甲子園20勝目を挙げた。試合後のインタビューで仲井宗基監督が2日前に2年生部員が亡くなっていたことを明かした。

 「今年のスローガンは『一丸野球』なんです。実は2日前に2年生部員が病気で亡くなりました。その2年生の分まで頑張ろうと。選手全員の力でつかんだ勝利です。(亡くなった部員も)喜んでくれていると思います」と話した。

 八戸学院光星は一時6点あったリードを追いつかれ8-8で延長戦へ。10回表に1点を勝ち越して勝利を挙げた。